口臭は自分では分からない。 じゃあ何を目安に考えればいい?Dr. Greenに続きを聞きました

口臭は自分では分からない。 じゃあ何を目安に考えればいい?Dr. Greenに続きを聞きました

前編では、口臭は「その場のにおい」というより、
口の中の菌バランスや乾き、食事などが重なった結果として起こりやすくなることを整理しました。

でも、ここで次に出てくるのが、もっと現実的な悩みです。

「じゃあ私は何を見ればいいの?」
「pHとか硝酸塩って、結局どう受け取ればいいの?」
「NO (一酸化窒素)って、何の話をしてるの?」

知識として知るだけでは、不安はあまり減りません。
大事なのは、
それが自分の毎日にどう関係するのか
です。

後編ではDr. Greenに、

◽️ pHや硝酸塩は何を見るものなのか
◽️ NOや硝酸塩の研究で何が変わったのか
◽️ なぜ硝酸塩が大事なのか
◽️ 結局、どのくらいの頻度でケアすればいいのか
◽️ 歯周病は急いで対応した方がいいのか

まで、できるだけわかりやすく聞いていきます。

 


1.pHを測ると、何が分かるんですか?

MPA WELLNESSスタッフ
前編で「口の中の状態を見るヒントがpHや硝酸塩」と聞きました。
まず、pHを測ると何が分かるんですか?

Dr. Green


pHは、口の中が今どちらに傾いているかを見るヒントです。


食後などは、口の中が酸性に傾きやすくなります。

MPA WELLNESSスタッフ
酸性に傾くと、何がよくないんですか?

Dr. Green
酸性の状態が続くと、歯にもよくないし、口の中の菌バランスも乱れやすくなります。
だからpHを見ると、「今ちょっと口の中が荒れやすい側に寄っているかもしれない」が分かりやすくなります。

MPA WELLNESSスタッフ
つまり、pHって“臭いがあるかどうか”ではなく、“今の口の中の傾き”を見るものなんですね。

Dr. Green
そうです。
そこが大事なポイントです。


2.硝酸塩を測る意味って何ですか?

MPA WELLNESSスタッフ
じゃあ、硝酸塩は何を見るんですか?

Dr. Green


硝酸塩は、善玉菌が働くための材料があるかどうかを見る指標です。


善玉菌は、硝酸塩を使いながら口の中の流れを整える方に働きやすくなります。

MPA WELLNESSスタッフ
じゃあ、硝酸塩が少ないとどうなるんですか?

Dr. Green
善玉菌が十分に働きにくくなる可能性があります。
そうすると、口の中が悪玉寄りに傾きやすくなることがあります。

MPA WELLNESSスタッフ
pHは「荒れやすいか」硝酸塩は「善玉菌が働きやすいか」を見る感じなんですね。

Dr. Green
そう考えると分かりやすいと思います。


3.NOって、なんですか?

MPA WELLNESSスタッフ
Dr.GreenはNOの研究者ということですが、
そもそもNOって何なんですか?

Dr. Green
NOは一酸化窒素のことで、体の中でいろいろな働きを支える大事な物質です。
血流や酸素のめぐり、体のバランスにも関わっています。

MPA WELLNESSスタッフ
でも、口臭の話からすると少し急に感じます。

Dr. Green
そうですよね。
でも、ここは硝酸塩の話の続きなんです。
口の中では、硝酸塩がそのまま終わるのではなく、


硝酸塩 → 亜硝酸 → NO(一酸化窒素)


という流れで変化していきます。

4.NOや硝酸塩の研究で、何が変わったんですか?

MPA WELLNESSスタッフ
NOや硝酸塩の研究って、口臭ケアの考え方を変えたんですか?

Dr. Green
かなり変えたと思います。
これまでは「口のケア=歯だけの話」と見られがちでした。
でも今は、口の中が全身の健康の入り口でもある、という考え方が広がっています。

MPA WELLNESSスタッフ
口臭や歯ぐきの話だけじゃないんですね。

Dr. Green
そうです。
口の中の状態は、血流や炎症反応、日々の快適さなど、もっと広い視点で見られるようになってきています。


5.じゃあ、なぜ硝酸塩がそんなに重要なんですか?

MPA WELLNESSスタッフ
さっきからずっと出てくるんですけど、硝酸塩ってそんなに大事なんですか?

Dr. Green
はい。
私たちは昔から、植物由来の硝酸塩と一緒に進化してきました。
ビーツ、セロリ、ほうれん草のような食べ物に含まれるものですね。

MPA WELLNESSスタッフ
じゃあ、特別なものというより、もともと体にとって自然なものなんですね。

Dr. Green
そうです。


硝酸塩は、食事と口の中の菌をつなぐ大事な物質のひとつです。


だからこそ、口の中にその物質があるかどうかは、状態を見るうえで意味があります。


6.口のことって、全身にも関係あるんですか?

MPA WELLNESSスタッフ
口の中のことって、そんなに全身とも関係あるんですか?

Dr. Green
はい、関係があると考えられています。
口の中の状態は、血流や炎症反応などを通して、全身ともつながる可能性があります。

MPA WELLNESSスタッフ
「人に迷惑をかけないため」だけの話じゃないんですね。

Dr. Green
そうです。
口腔ケアは、自分の毎日の状態を整えることにもつながります。
歯ぐきの健康維持や、口の中のバランス、日々の快適さにも関わります。


7.どのくらいの頻度でケアするのがいいですか?

MPA WELLNESSスタッフ
結局、どのくらいの頻度でケアするのがいいんですか?

Dr. Green
理想的には、1日を通して口の中を安定させることです。
特に食後は酸性に傾きやすいので、そのタイミングで整える意識があるといいです。

MPA WELLNESSスタッフ
やっぱり、1回だけ頑張るより、続ける方が大事なんですね。

Dr. Green
その通りです。


特別なことより、無理なく続けられることの方が大切です。


8.歯周病は、やっぱり早めに対応した方がいいですか?

MPA WELLNESSスタッフ
歯周病って、やっぱり早めに対応した方がいいんですか?

Dr. Green
はい、できるだけ早く対応することをおすすめします。
歯周病は、口の中だけでなく、全身の健康にも影響を与える可能性があります。

MPA WELLNESSスタッフ
「様子見」で放置しない方がいいんですね。

Dr. Green
そうです。
小さな違和感でも、早めに歯科で診察してもらってください。


9.後編まとめ:口臭不安を減らすには、「当てる」より「整える」

口臭が気になると、

◽️ 本当に臭いのか知りたい
◽️ 原因をはっきりさせたい
◽️ 何を気をつければいいか知りたい

と思います。

でも、口臭は自分では分かりにくく、原因もひとつではありません。

だからこそ大切なのは、
「本当に臭いかどうかを当てる」ことより、

◽️ 口の中の状態を知ること
◽️ 乱れやすい条件を知ること
◽️ 気になりにくい状態を作ること
◽️ 無理なく続けること

です。

口臭不安を減らすために必要なのは、
強い安心材料を探し続けることではなく、
毎日の中で口の中を整えていくことなのかもしれません。

 

投稿者: MPA広報担当者 – 2026年 04月 28日