miyarisan wellness=MPA WELLNESS(ヒト)+HuPele(ペット)
MPA WELLNESSはヒト用サプリメントを、
HuPeleはペット用サプリメントをそれぞれ展開しています。
『健康つづく、笑顔ひろがる』をテーマに、
世界の人々と動物の健康で豊かな生活に貢献します。
Welcome to our store
投稿者: MPA広報担当者 – 2025年 09月 26日
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HuPeleはペット用サプリメントをそれぞれ展開しています。
『健康つづく、笑顔ひろがる』をテーマに、
世界の人々と動物の健康で豊かな生活に貢献します。
投稿者: MPA広報担当者 – 2025年 09月 26日
口腔内環境は季節で変わる?
口の中は常に同じ状態だと思われがちですが、実は季節によってコンディションが変化することをご存じでしょうか?気温や湿度、生活リズムの変化が口腔内フローラや唾液分泌に影響を与えるからです。 例えばこれから迎える秋冬。空気が乾燥すると唾液の分泌が減り、口の中が乾きやすくなります。唾液には抗菌作用や自浄作用があるため、量が減ると菌のバランスが崩れやすく、口臭や虫歯、歯周病リスクが高まります。 逆に夏は発汗による脱水で同じく唾液不足に陥りがち。スポーツや外出時には特に注意が必要です。 春や秋は花粉症や季節の変わり目による体調不良で口呼吸が増え、これもまた口内環境を乱す要因に。マスク生活が長引いた近年では、口呼吸のクセが残ってしまい、以前より口腔乾燥に悩む人が増えているといわれます。 こうした季節変動に対抗するには、まず「水分補給」と「よく噛むこと」が基本。唾液の分泌を促すことで、口内環境の安定につながります。さらに、日頃から乳酸菌やポリフェノールなどを摂取し、菌のバランスを整える意識も大切です。 季節に応じて体調が変わるように、口の中の環境も変わるもの。だからこそ、日々のケアと生活習慣の積み重ねが健康維持に直結します。
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スーパーフード”ビーツ”のヒミツ
近年「スーパーフード」として注目を集める野菜のひとつがビーツです。鮮やかな赤紫色が特徴で、「食べる輸血」と呼ばれるほど栄養価が高いと言われています。実は、ロシアのボルシチや欧米のサラダなど、海外では古くから日常的に食べられてきました。 ビーツの最大の特長は、豊富に含まれる「硝酸塩」です。体内で一酸化窒素(NO)へと変換され、血管をしなやかに広げることで血流をサポートします。これにより、持久力や集中力の向上が期待できるとして、アスリートの間でも注目されています。また、血流改善は冷え性や疲労感の軽減、さらには心血管系の健康維持にもつながると考えられています。 さらに、ビーツにはカリウムや葉酸、食物繊維も豊富。余分な塩分の排出や腸内環境のサポートなど、生活習慣病対策や美容面にもメリットがある万能野菜です。抗酸化作用を持つ色素「ベタレイン」も含まれており、細胞を守る働きが期待できます。 鮮やかな色合いは料理にも映えるので、スムージーやサラダ、スープに加えるだけで見た目も華やかに。まだ日本ではなじみが薄い野菜ですが、手軽に摂れるサプリメントやドリンクも増えてきています。 “ビーツ”は単なる流行食ではなく、日々の健康とパフォーマンスを支える心強い味方。ぜひ日常の食生活に取り入れて、その力を体感してみてください。
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腸内細菌とパーキンソン病 「お口と腸のつながり」
最近、キングス・カレッジ・ロンドンの研究チームが、パーキンソン病と腸内細菌の関係についてとても興味深い発表をしました。 研究では、パーキンソン病患者さんの便や唾液など228の検体を調べ、認知機能の状態に応じて「軽度認知障害」「認知症」に分け、健康な人と比較しました。その結果、認知機能が低下している患者さんの腸内には「有害な細菌」が多いことがわかったそうです。 さらに注目なのは、その細菌が**口から腸へ移動している(口腔腸管転座)**可能性が高いという点。つまり、歯や歯ぐきのトラブルが、腸やさらには脳へも影響を及ぼしているかもしれないのです。 とくに歯周病菌の一種であるポルフィロモナス・ジンジバリスは、アルツハイマー病との関連も指摘されてきた細菌。これらが腸に悪さをして炎症を引き起こし、脳に悪影響を与える毒素を放出する可能性が示されています。 この研究は、腸内環境や口腔ケアが認知症やパーキンソン病の進行抑制につながるかもしれないという新しい視点を与えてくれます。研究チームは「口の健康管理」「食生活の見直し」「プロバイオティクスの活用」などが今後の重要なポイントになるとしています。 まだまだ解明すべきことは多いですが、日常のオーラルケアや腸をいたわる生活習慣が、実は脳の健康を守る一歩になるかもしれませんね。 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/40420833/
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お口と腸はつながっている ― 口腔腸管転座のお話(Oral-Gut Translocation)
毎日飲み込んでいる「唾液」の中身 私たちは一日に1リットル以上の唾液を自然に飲み込んでいます。その唾液には、数えきれないほどの細菌が含まれています。ほとんどは胃酸や消化液によって死滅しますが、腸内環境が乱れていると一部の菌が生き残り、腸まで届いてしまうことがあります。 口から腸へ ― 口腔腸管転座とは お口の中の菌が腸にまでたどり着いて定着する現象を、「口腔腸管転座(こうくうちょうかんてんざ)」 と呼びます。これが起こると腸内フローラ(腸内細菌のバランス)が崩れ、便通の不調や腸の炎症につながることがあります。最近の研究では、大腸がんや炎症性腸疾患との関わりも報告されています。 歯周病菌が腸に影響する? 特に歯周病菌やフソバクテリウム属の菌は、腸で見つかることがあります。つまり「お口の病気が腸に波及する」ことが実際に起こり得るのです。 お口のケアが腸を守る 歯磨きや舌の清掃、定期的な歯科検診は、虫歯や歯周病予防に加えて、腸の健康を守るためにも大切です。お口の環境を整えることは、腸内フローラを整え、全身の健康につながります。 まとめ お口と腸は、想像以上に密接なつながりがあります。今日の歯磨きが、明日の腸と体の元気を支えているのです。毎日のケアを大切にして、体の内側から健康を育てていきましょう。
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口腔内で硝酸塩“ハングタイム”を延ばすことの意義(Green & Green, 2024)
今回は開発者のGreen先生の論文をご紹介します。 一酸化窒素(NO)は、血管の柔軟性、血圧調整、免疫応答など健康維持に不可欠な分子ですが、加齢や生活習慣の影響で体内での生成能力が低下します。特に、NOS(ナイトリックオキサイドシンターゼ)経路の機能低下が慢性疾患のリスク増加に関与すると考えられています。その代替経路として重要なのが、「硝酸塩(nitrate)→亜硝酸塩(nitrite)→一酸化窒素(NO)」という enterosalivary(腸唾液)ループです。食物由来の硝酸塩を摂取し、その一部が唾液に濃縮されて口腔内細菌により変換され、再び体内でNOに変わるという経路です。(Nature) 論文では、「口腔内での滞留時間(“hang-time”)」を延ばした硝酸塩含有プレバイオティックガムが、口腔および全身の血管機能にどのような影響を与える可能性があるかを検証しています。具体的には、唾液中の硝酸塩濃度を高めることで、口腔内の微生物叢(マイクロバイオーム)が健康バランスに変化し、NO産生に寄与する善玉の細菌が増えるという in vitroデータがあります。(Nature) さらに、硝酸塩を含む咀嚼型ガムやタブレット(サプリメント)など、製品が口の中にとどまる時間を延長する方法が有効であるとされています。これにより、通常の飲料や食事で硝酸塩を摂るだけの場合よりも、口腔内での硝酸塩還元や亜硝酸塩産生が持続しやすくなり、血管内皮(endothelial)機能を改善する可能性が高まるという仮説が提起されています。(Nature) また、この「ハングタイム」の延長は、特に次のような人々にとって有益と述べられています: 唾液量が少なく、唾液を通じた硝酸塩の濃縮が不十分な “ドライマウス” の方 心血管疾患や代謝異常があり、食事での硝酸塩摂取が十分でない方 口腔内細菌叢のバランス(ディスバイオーシス)が崩れており、一酸化窒素の利用能(bioavailability)が低い方などです。(Nature) ただし、論文はあくまで予備的・探索的な証拠を中心にしており、「ハングタイムを延ばした製品」が実際にどれだけの量とどのくらいの期間、どのような方法で使われるべきか、また安全性(高濃度硝酸塩による副作用など)については追加研究が必要、という点が強調されています。(Nature) これらの報告から考えられる実用的なヒント: 食事で摂る緑葉野菜などの硝酸塩含有食品を積極的に取り入れること。さらに、口腔内細菌を殺し過ぎない(抗菌マウスウォッシュを頻繁に使わないなど)。 唾液量や口腔乾燥がある人では、特に“滞留時間”を意識した方法を検討 毎日の口腔ケアやサプリメント、食品だけでなく、口の中に留まる形状(ガム、タブレットなど)の製品を使うことで、より実感を得られる可能性 このように、「口腔内での硝酸塩の“ハングタイム”を延ばすこと」が、将来的には口腔と全身の血管健康を支える新しいアプローチになりうるのです。 引用:https://www.nature.com/articles/s41522-024-00527-3
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野菜の「硝酸塩」にむし歯予防の可能性?東北大学の研究から見える新しい健康習慣
東北大学の研究チームは、葉物野菜などに豊富に含まれる「硝酸塩」が、むし歯予防に役立つ可能性を持つことを明らかにしました。 口の中には数百種類もの細菌が存在し、その一部は食事から取り入れた硝酸塩を「亜硝酸塩」に変換します。この亜硝酸塩には、むし歯の原因となる酸を作り出す細菌の働きを抑える力があることが確認されたのです。酸が減れば歯のエナメル質が守られ、結果としてむし歯リスクの低下につながる可能性があります。 研究では、硝酸塩を分解するさまざまな細菌の動きも観察されましたが、十分な量の硝酸塩が存在すれば、酸の産生を抑制する作用が優位に働くことも示されました。これは「野菜を食べることが歯と口の健康にもプラスになる」という新しい視点を示しています。 日々の食生活の中で、サラダや青菜を一品加えることは特別なことではありませんが、その積み重ねが栄養面だけでなく、口腔内フローラのバランスを整え、むし歯予防にも役立つ可能性があります。健康づくりを「食」から考えるとき、野菜に含まれる硝酸塩の力を改めて見直してみる価値がありそうです。 東北大学プレスリリースhttps://www.tohoku.ac.jp/japanese/2024/08/press20240801-02-plaque.html
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prebiNOva開発者Dr. Shawn J. Greenの紹介
Dr. Greenは、NO(一酸化窒素)を増やすための研究と製品づくりに長年取り組んできました。NOは、血流や免疫など体の大切な働きを支える物質として注目されています。 唾液でNOをはかる世界初の検査「Berkeley Test」を開発し、心臓や血管の健康を助けるサプリメント「Berkeley Life」や「Vascanox」などを次々に世に送り出しています。近年では、MyFitStrip社を設立しオリジナルブランドのサプリメントの販売を開始しました。口腔内フローラを整えることで、NOをより効率的に体に活かす新しい方法を常に研究しています。 また、がん治療薬の研究や新しい細胞治療の開発にも携わり、アメリカのバイオ企業の立ち上げにも関わってきました。これまでに100本以上の論文を発表し、『Science』や『Nature』といった世界的な学術誌にも成果が掲載されています。特許も12件以上取得し、米陸軍から功績を称える勲章も受賞。研究と実用化の両面で、健康を支える新しい道を切り開いてきました。
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