2025年 10月 09日
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prebiNOva販売開始!定期便お申込みで初回980円(税・送料込)詳しくはコチラ
プレビノーバは、口腔内細菌に着目して米国で開発されました。
ビーツ由来のプレバイオティクス成分に加え、アセロラとベリーのエキスを組み合わせた独自の配合で、健やかで爽やかな毎日をサポートするタブレットです。
口腔内細菌の餌となるプレバイオテックスを配合
ビーツに含まれる硝酸塩はプレバイオテックスとして菌の餌となります。
3つの自然の恵み成分を配合
ビーツ由来の硝酸塩、アセロラ由来のビタミンC、ブルーベリーやブラックベリーなどベリー類由来の有用成分を独自配合しています。
めぐる栄養の健康をサポート
プレビノーバを口で溶かすことで、口腔内に広がります。
口の中から毎日の健康をサポートします。
最新の科学から、日常に少し役立つ情報まで様々な情報を発信しています!
ナゼ女性の方が口臭が深刻なのか ―女性ホルモンと口腔内環境の知られざる関係
口臭というと、以前は男性のイメージを持つ人が多くいました。しかし現在では、女性の口臭リスクに注目が集まっておりメディアでも特集されています。今回はその原因と対策について解説します。 1. ホルモンバランスが口内環境を左右する 女性の体は、思春期・妊娠・更年期といったライフステージごとに、ホルモンバランスが大きく変化します。特に「エストロゲン(女性ホルモン)」は、歯ぐきや粘膜の健康に密接に関わっており、その増減によって口腔内の炎症リスクが上がることが知られています。 生理前や妊娠期など、ホルモン変動が大きい時期には歯ぐきが腫れやすく、「歯肉炎」や「歯周病」を引き起こしやすくなります。これらの炎症が、口臭の大きな原因の一つとなるのです。 2. 唾液の減少がニオイを悪化させる 女性ホルモンの変動は、唾液の分泌量にも影響します。唾液には、口の中を洗い流して細菌の繁殖を抑える“天然のマウスウォッシュ”のような働きがあります。しかし、更年期などでエストロゲンが減少すると、唾液量も低下しやすくなり、口が乾く「ドライマウス」状態に。これにより細菌が繁殖し、口臭が強くなる悪循環が起こります。 また、唾液にはpHを調整する“緩衝能”もあります。この力が弱まると、口腔内が酸性に傾きやすくなり、歯周病菌や嫌気性菌が活動しやすい環境になってしまいます。 3.「歯周病」は女性の健康全体にも関係 歯周病は単なる口の病気ではなく、全身の健康にも影響します。近年では、女性ホルモンの変動が歯周病菌の増殖を促すこと、さらにその炎症が血流に乗って全身に悪影響を及ぼすことが明らかになっています。 特に妊娠期に歯周病が悪化すると、早産や低体重児出産のリスクが高まるといわれており、歯科と婦人科の連携ケアが推奨されるほどです。 4. 毎日のケアでできる予防とは 女性特有のホルモン変動を完全に止めることはできません。しかし、毎日のケアで「菌を増やさない環境」をつくることは可能です。 ・朝起きた直後のうがい(夜間の菌を洗い流す)・舌ブラシや口腔洗浄液の活用・乳酸菌やプレバイオティクスで“口腔フローラ”を整える・定期的な歯科検診 こうした小さな習慣が、ニオイの根本原因である「菌のバランス」を整え、口臭の改善だけでなく、全身の健康にもつながります。
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「食物繊維の2つのタイプ」とは?
「食物繊維は体にいい」ってよく聞くけれど、実はその植物繊維には“水溶性”と“不溶性”の2種類があるって知っていましたか?それぞれ役割が違って、どちらも健康や美容にとって欠かせない存在なのです。 まず、水溶性食物繊維は水に溶けるタイプ。腸内でゲル状になり、善玉菌のエサになって腸内環境を整えてくれます。さらに、血糖値の急上昇を抑えたり、コレステロール値を下げる働きもあり、オートミールや果物、大麦、海藻類などに多く含まれています。 一方、不溶性植物繊維は水に溶けないタイプ。腸内で水分を吸収して膨らみ、便の量を増やしてくれるので、腸のぜん動運動が活発になり、便秘の予防・改善に効果的です。玄米、ごぼう、キャベツ、豆類、全粒粉パンなどが代表的な食品になります。 どちらか一方だけではなく、両方をバランスよく摂ることが腸活のカギ。水溶性は腸内環境を整え、不溶性はスムーズな排便をサポート。毎日の食事にちょっと意識して取り入れるだけで、腸が元気になって肌の調子もアップ、免疫力も高まるかもしれません。 食物繊維は、まさに腸の味方。今日から意識してみませんか?
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「硝酸還元菌」が示す口腔内フローラの新たな可能性
2025年8月、花王株式会社は、口腔内の細菌バランス(口腔内フローラ)に関する最新の研究結果を発表しました。本研究は、歯周病の有無や年齢によって口腔内の菌構成がどのように変化するかを解析し、「硝酸還元菌」と呼ばれる菌の存在が、健康な歯ぐきを保つうえで重要な指標となる可能性を示したものです。(出典:花王株式会社ニュースリリース/2025年8月29日) ■ 研究の概要 研究では、20〜79歳の男女163名を対象に、歯肉の炎症や歯垢の状態を調査し、口腔内に存在する細菌をDNAレベルで解析しました。その結果、健常な歯肉を持つ人と軽度の歯周病を有する人では、細菌構成に明確な差があることが確認されました。 特に、**Neisseria属などの「硝酸還元菌」**と呼ばれる菌の比率が、健常者で高く、軽度歯周病の被験者では低い傾向が見られたといいます。さらに興味深い点として、年齢を重ねても健康な口腔状態を維持している人ほど、この硝酸還元菌の比率が高いという結果も報告されました。 ■ 「硝酸還元菌」とは何か 硝酸還元菌は、ビーツなどに含まれる「硝酸塩」を代謝し、体内で一酸化窒素(NO)を生成する能力を持つ菌です。この一酸化窒素(NO)は、血流や免疫、抗菌防御などに関わる生理活性物質であり、全身の健康維持に寄与すると考えられています。 今回の研究は、口腔内にもこうした硝酸還元菌が存在し、そのバランスが健康な歯ぐきや口腔環境の維持に関与している可能性を示唆しています。一方で、歯周病が進行すると、酸素を嫌う細菌(嫌気性菌)が増え、硝酸還元菌のような「酸素を好む菌」が減少し、口腔内のバランスが崩れる傾向も明らかになりました。 ■ 研究が示す新しいオーラルケアの方向性 この結果から見えてくるのは、「除菌」から「バランスを整える」へという、オーラルケアの考え方の転換です。これまでのように一方的に除菌するのではなく、良い菌が育ちやすい環境を整えることが、健康な口腔フローラ維持の鍵になるかもしれません。 今後、硝酸還元菌をはじめとした善玉菌を活かすケアが進化することで、年齢を重ねても健康的な口腔環境を維持する新たなアプローチが生まれる可能性があります。 ■ まとめ 花王の研究は、口腔内に存在する硝酸還元菌の比率が、歯周病や加齢と密接に関連することを明らかにしました。この成果は、オーラルケアにおける“微生物バランス”の重要性を再認識させるものであり、今後の研究の進展が期待されています。 “菌を敵にする”のではなく、“共に生きる”。そうした新しい発想が、これからの口腔ケアを変えていくのかもしれません。 参考:花王株式会社 ニュースリリース「加齢および歯周病の有無による口腔フローラ変化に関する研究結果」(2025年8月29日発表)
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Dr. GreenがThe Healthy Bite 2025シンポジウムで発表しました!
「The Healthy Bite」が10月1日にOMYA社主催でオンラインで開催されました。2025年のテーマは“Technology and Trends Redefining Oral Care Routines” 今回はその中の、prebiNOvaの開発者であるDr. Greenの講演についてご紹介します! タイトル:「Restoring Nitric Oxide is a key determinant:Improving oral and systemic health outcomes」 by Dr. Shawn J. Green 要約:25年以上前、ノーベル賞を受賞した研究により、一酸化窒素(NO)が心血管系の重要なシグナル分子であることが明らかになりました。NOは血管を拡張し、血流を整えるだけでなく、神経伝達や炎症制御、免疫機能にも深く関わっています。近年では、この仕組みを「口腔環境」から支える新しい視点が注目を集めています。 特に重要なのは、**口腔内フローラ(口腔マイクロバイオーム)**です。口腔内に存在する特定の善玉菌は、食事から摂取した硝酸塩を亜硝酸塩に変換し、最終的にNOを生成します。つまり、口腔環境が健康であることが、全身のNO産生の鍵を握っているのです。逆に、歯周病や過度なマウスウォッシュの使用などで菌のバランスが崩れると、NOの生成が低下し、血管の硬化や免疫低下につながる可能性があります 実際の臨床研究でも、硝酸塩を豊富に含む食材(ビーツや葉物野菜など)や、硝酸塩を利用したガム・タブレットの摂取によって、血管の柔軟性が改善し、歯肉の炎症が軽減される効果が示されています。特に高齢者や高血圧患者においては、NOを補う食事やサプリメントが、心血管や認知機能の健康維持に有効であることが確認されています ポイント: ・口腔内フローラ=全身のNO産生の出発点 ・硝酸塩を含む食生活や口腔ケアがNO不足を予防 ・NOの回復は血圧、免疫、認知、運動パフォーマンスにも好影響をもたらす これからの予防医療やウェルネス分野では、単なる「歯や歯ぐきの健康」ではなく、「口から全身を整える」という視点が重要になります。NO研究の進展とともに、私たちの食生活やセルフケア習慣も大きく変わっていくことが期待できます。
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