体内で活躍する“見えないヒーロー”
今日はちょっと理系寄りの話題「NO(一酸化窒素)」についてご紹介します。名前だけ聞くと「危険そう…」と思うかもしれませんが、実はこのNO、私たちの体の中で驚くほど重要な働きをしているのです。
NOは窒素と酸素からできた無色・無臭の気体。自然界では雷や火山活動で発生し、人工的には車の排気ガスなどにも含まれています。環境では「大気汚染物質」として扱われることもありますが、体内ではまったく別の顔を持っています。
1998年にはNOの研究がノーベル賞を受賞。血管を広げて血流を改善したり、免疫細胞が細菌やウイルスと戦うときに使われたり、脳の情報伝達にも関与しているなど、まさに体内のスーパーヒーローなのです。血流が良くなることで美肌効果も期待できるとか…!
NOは体内で自然に作られますが、食事や生活習慣でその生成をサポートすることも可能で、ビーツやルッコラなど硝酸塩が豊富な野菜、L-アルギニンを含む赤身肉やナッツ類が効果的です。軽い運動や深呼吸もNOの生成を助けてくれます。
ただし、過剰なNOは炎症の原因になることもあります。また、大気中のNOは環境汚染の一因にもなるため、注意が必要です。
小さなガスだけど、体内では大きな力を発揮するNOです。知っておくと、健康や美容のヒントになるかもしれません!