私たちの健康において「腸内環境」が重要であることは、今では多くの方に知られています。
一方で、「口腔(オーラル)」は体内に入るあらゆる微生物の最初の入り口であり、腸と同じように、全身のウェルネスに深く関わることをご存じでしょうか。
近年、さまざまな研究から「口腔マイクロバイオーム(口腔内細菌叢)」が、むし歯や歯周病といった局所的な問題だけでなく、全身の健康状態と密接に関わっていることが明らかになりつつあります。
1. 口腔は“もうひとつのマイクロバイオーム”
口腔内には、歯、舌、歯ぐき、歯周ポケットなど、環境の異なる場所ごとに多様な細菌コミュニティが存在しています。
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歯:バイオフィルム(歯垢)が形成
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舌や歯ぐき:湿度が高く多様な菌が生息
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歯周ポケット:酸素が少なく嫌気性菌が増えやすい
このバランスが安定していれば健康が保たれますが、乱れることで、むし歯や歯周病が進行しやすくなります。
2. 口腔と全身は“炎症”でつながっている
口腔内の細菌は、実は口の中にとどまるとは限りません。
血管や組織を通じて身体のさまざまな部位に影響を及ぼし、慢性的な炎症や生活習慣病と関連することが示されています。
特に歯周病関連の病原菌は、
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心血管疾患
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糖尿病
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アルツハイマー病
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妊娠・生殖機能の低下
といった疾患との関連が、多くの研究で報告されています。
つまり、「口腔ケア=全身ケア」の時代へと移り変わりつつあるのです。
3. 口腔プロバイオティクスという新しいアプローチ
近年注目されているのが、口腔に定着し、環境そのものを整えるために設計されたプロバイオティクスです。
口腔プロバイオティクスは、以下のようなメカニズムで働きます:
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有益菌の定着をサポート
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有害菌との競争を促す
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口腔内のpHバランスを維持
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免疫反応の健全化に関与
これにより、日々の歯みがきやデンタルフロスとも組み合わせながら、より健康的な口腔環境づくりを支えることができます。
4. MPA WELLNESSの考える“口から整えるウェルネス”
MPA WELLNESSでは、
「口腔から全身の健康をととのえる」
という視点を大切にしています。
私たちの身体はすべてつながっており、口腔の小さな変化が、全身のコンディションに影響します。
だからこそ毎日のケアと、科学的根拠に基づいたアプローチが重要です。
口腔にも腸と同じように、**育てるべき“善玉菌”**が存在します。
そのバランスを整えることこそが、未来のウェルネスケアにつながると私たちは考えています。
まとめ
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口腔は全身の健康の入り口
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マイクロバイオームのバランスが崩れると、全身に炎症リスクが広がる
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口腔プロバイオティクスは、口腔と全身の健康をつなぐ新しいアプローチ
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科学的根拠に基づいたケアが、ウェルネスの未来を育む