エルダーベリーって何?

エルダーベリーって何?

エルダーベリーは、ヨーロッパや北米に自生する「セイヨウニワトコ」という木に実る黒紫色の小さな果実です。見た目はブルーベリーに似ていますが、酸味と深いコクが特徴。古くからヨーロッパでは「万能の果実」と呼ばれ、冬の健康維持に役立つ民間療法として親しまれてきました。

注目される理由は、その豊富な栄養素にあります。ベリーの濃い色のもとである「アントシアニン」は抗酸化作用で知られ、目や血流の健康サポートにも期待されています。また、風邪予防のイメージが強い「ビタミンC」や整腸に役立つ食物繊維も含まれており、体を内側から守る果実といえます。

エルダーベリーはそのまま食べるよりも、ジャムやシロップ、ハーブティー、サプリメントなどに加工されることが多いのも特徴です。さらに花も利用でき、「エルダーフラワーシロップ」は欧州で人気のドリンクとして知られています。

日本では生食での流通はほとんどなく、健康食品や飲料の原料として使われるのが一般的です。ブルーベリーやアサイーと並んで「スーパーフード」と呼ばれることも多く、美容や体調管理を意識する人に注目されています。

小さな果実ながら、古くから人々の暮らしを支えてきたエルダーベリー。現代ではサプリやドリンクを通じて、手軽にその力を取り入れることができます。

投稿者: MPA広報担当者 – 2025年 10月 02日